www.jiwet.or.jp
/research-development/public-comment/%e5%9b%9e%e7%ad%94%e3%83%bb%e5%af%be%e5%bf%9c/%e4%b8%8b%e6%b0%b4%e9%81%93%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e3%81%ae%e5%ba%83%e5%9f%9f%e5%8c%96%e3%83%bb%e5%85%b1%e5%90%8c%e5%8c%96%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8bict-iot%e6%b4%bb%e7%94%a8%e3%81%ab%e9%96%a2
瀬戸大橋(岡山県)
多摩川スカイブリッジ(神奈川県)
 

下水道事業の広域化・共同化におけるICT/IoT活用に関する技術資料(処理場・ポンプ場編)

調査研究

下水道事業における課題を解決するための調査研究開発等に取り組んでいます

下水道事業の広域化・共同化におけるICT/IoT活用に関する技術資料(処理場・ポンプ場編)

概要

 下水道事業の広域化・共同化では、ICT/IoTを導入し膨大な量の情報を収集・解析・活用することが有効となる。下水道事業におけるICT/IoT活用及びそれによる事業の効率化を促進することを目的として共同研究を行った。本技術資料は、民間企業の有する技術とその導入効果を整理して示すとともに、導入に向けた検討手順、留意事項や導入効果の評価方法を検討・整理したものである。

委員会における審議

共同研究期間:平成31年1月~令和3年8月 共同研究者:株式会社NJS、株式会社日水コン、東芝インフラシステムズ株式会社、株式会社日立製作所、三菱電機株式会社、株式会社明電舎、メタウォーター株式会社、(公財)日本下水道新技術機構

【委員会における審議・指摘事項と回答・対応】

本共同研究について、各委員会における主な審議・指摘事項とその回答・対応を下記に整理する。

◆システム共同研究委員会における主な審議・指摘事項と回答・対応

年度回数開催日時主な審議・指摘事項回答・対応
R2211月16日異なるシステム間の通信方法(§15)について、誰がリーダーシップをとるのか記載すべき。「異なるシステム間の通信例(図4-7)」において、通信仕様を統一するためのゲートウェイ装置を含む形に修正し、分中でも説明するとともに、「広域化・共同化の中核を担う事業体が主導」との文言を追記しました。
R317月20日第5章における「効果」が、維持管理等の委託業務も含まれるのであれば、適用範囲等の記載に留意すべき。適用対象(§2)において、民間企業等が実施する委託業務につても含まれることを追記しました。
広域化・共同化の計画策定時の留意点(§19)について、単独の自治体では進まないことがネックで、都道府県の関与が重要という部分を強調すべき。計画策定は都道府県の主導が重要であることを強調しました。(§6,p19,等)
   

◆技術委員会における主な審議・指摘事項と回答・対応

年度回数開催日時主な審議・指摘事項回答・対応
R318月5日広域化・共同化による導入効果について、どこまで取り扱うか。今回ケーススタディではICT導入による職員の業務量削減効果の定量化であり、委託業務や広域化・共同化による効果の定量評価は実施しておらず、実際に導入検討を行う際の留意点として記載しました。(p110,128)
維持管理業務の効率化が最も大きいと考えられ,災害時対応,外部との連携、その他など、多くの効果が考えられる。全般的に、ICT/IoT活用により維持管理業務の効率化に繋がること、災害時対応や、住民を含めた外部との連携等、の効果についての記載を行いました。
212月9日他部局との関連業務について検討できないか。本技術資料は、下水道事業としてのICT/Iot導入促進を念頭に置いたものとし,他部局との関連業務にかかる部分は研究対象に含めておりません。
しかしながら,行政全体としては部局間連携も効果的であることから、§11(p30)ICT/IoT導入の検討手順として、対象業務を選定する際に、複数部局の視点から現行業務の校正を把握し、課題を抽出することが、円滑な部局間連携を実現するシステムの構築に貢献することが期待できる旨を加筆しました。
   

◆パブリックコメント

意見募集期間:2022年6月30日~2022年7月11日

【意見と回答】

No.コメント機構からの回答
158ICT/IoTの導入が進まない理由の一つに、下水道で蓄積すべきデータは何か、将来活用出来るデータは何か、データは誰の物か、という視点の議論が不足しているからと考えます。データをどのような情報に整理していくかという議論が必要と考えます。§19の(3)「広域化・共同化におけるICT/IoT技術導入案の検討」2)に、「下水道で蓄積すべきデータは何か、データは誰の物か、どのように整理していくのか」という議論を関係者で行う旨を加筆しました。
213運用可能なICT技術が示されていますが、この書き方だと、あるシステムをそのまま使うというように捉えられてしまうので、連携や改善等、様々な利用方法や発展が見える書き方の方が望ましい。§7の文章について、ご指摘事項を踏まえ修正を行いました。
3下水道光ファイバーの活用の視点が欲しかったです。§15(4)のタイトルを「システムの信頼性確保」と変更して文章も見直すとともに、光ファイバーの活用に関する内容を加筆しました。(§15(1)、(2)、(4))
419防災の観点から、情報ネットワークの災害時等の信頼性確保の必要性について記述する必要があるのではないでしょうか。
537通信回線の信頼性確保の必要性について記述して頂きたい。
お問合せ先:研究第一部 TEL:03-5228-6597
   
ページトップへ