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筑後川昇開橋(福岡県)
大鳴門橋(兵庫県)
 

大分大学 理工学部 理学科機械工学プログラム 本田 拓朗 様

広報

課題を解決し社会貢献に繋げる為には、研究開発や技術審査の成果等を下水道関係者をはじめ社会へ普及していくことが重要です。

大分大学 理工学部 理学科機械工学プログラム
 本田 拓朗(ほんだ たくろう)

第1回:自己紹介
 大分大学理工学部理学科機械工学プログラムの本田拓朗と申します。
 担当講義や研究分野として、機械加工や機械要素・トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑の学問)に取り組んでいます。
 技術の進歩と“キカイ”を取り巻く環境の多様化により、機械装置のオイルレス化や水潤滑方式の採用が進む中で、防水に特化した回転軸シール(摩擦部品)に対する潜在的ニーズに応えようと研究開発をしております。
 また、この数年、“水回り”と“摩擦”という共通するキーワードで、大分県に拠点を持つ企業様との共同研究開発に携わっております。
第2回:機械エンジニア?
 私が工学系の道に進んだのは、幼いころから、ものづくりや“キカイ”に日常的に触れて成長してきたからだと思います。
 冗談になりますが、一家に1台ボール盤があるのは当たり前のような感覚だったと言っても過言ではありません(もちろん、実家が町工場というわけではありません)。
 すべては父の影響によるところも大きいですが、愛車の整備やボロ家の設備工事など、ありとあらゆることをDIYで実践してきたことが、今の研究室のワンマン運営(実験環境や装置の設計整備)に役立っているのかもしれません。
第3回:水回りのトラブル
 実家も築50年以上になると、水回りの老朽化やトラブルも避けては通れません。
 まともな感覚の持ち主であれば、業者に工事を依頼するところですが、少々のことではへこたれない我が家としては、トイレの詰まり(ぐらい?)ならと、自分で対処した経験があります。
 その時の原因が、下水管ならぬトイレの排水管・マスの劣化やスラグによる流路のダメージでした。
 工事規模は比較になりませんが、詰まりを除去クリーニングするためのツールを自作したり、配管施工などを自ら経験したので、現在行っている共同研究開発の重要性がとてもよく分かります。
第4回:土木分野とのご縁
 工学という括りの中でも、土木と機械では別分野として確立しており、それぞれの文化があるため、長らくその道を極めた先生方でいらっしゃるほど、私のように素人が何でも首をつっこむようなことはなさらないと思います。
 しかし、キャリアの浅い私にとって、他分野からの研究話題のご提供は、自らの研究の引き出しやテーマを広げるチャンスとなり、助かっています(学生時代の自由研究もテーマ決めが苦手でした)。
 ここ最近は、土木関係の企業様方から共同研究のお話をいただいており、“土木”とのご縁も感じずにはいられません。
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