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瀬戸大橋(岡山県)
多摩川スカイブリッジ(神奈川県)
 

水環境対策技術

調査研究

下水道事業における課題を解決するための調査研究開発等に取り組んでいます

目的

地域の水環境の課題に対応するため、高度処理や貧栄養化対策などに関する技術開発を推進するほか、マイクロプラスチックなど地球規模で水環境に影響を及ぼす物質に関する調査研究を行います。

主な調査研究

合流式下水道改善に関する調査研究

合流式下水道の課題として、一定量以上の降雨時に未処理下水の一部がそのまま放流されるため、公衆衛生・水質保全・景観に影響を及ぼすことが挙げられます。この課題を対処するため、「汚濁負荷量の削減【分流式下水道並み】」、「公衆衛生上の安全確保【放流回数半減】」、「きょう雑物の削減【流出防止】」という目標が掲げられています。
下水道機構では、既に導入された合流改善技術の運用状況を把握し、課題解決と運用改善により、導入効果を高め、長期的な改善を図ることが可能となる調査研究を行っています。

(合流改善目標のイメージ)

段階的高度処理の導入方策に関する調査研究

下水道の整備が進み、高度処理の実施率は高まっていますが(H25:41%→R2:59.3%)、水域によってその取組状況は異なっています。下水処理場においては、水域の水質改善を図るため、富栄養化の原因となる窒素・りんの除去を目的とした高度処理の導入を進めているものの、既存施設が標準活性汚泥法等で稼働している場合は、施設の耐用年数や厳しい財政状況等から、高度処理の導入に向けた全面的な増改築は当面見込めないケースがありますが、閉鎖性水域が持つ汚濁負荷が滞留しやすいという特徴を踏まえると、施設の改築更新時まで待つのではなく、早期に汚濁負荷を削減する方策を講じていく必要があります。
下水道機構では、高度処理の事業計画へ位置づけるため、適切な処理方法の検討等について調査研究を行っています。


その他

  • 貯留管における水理模型実験調査委託
  • ノンポイント汚濁に関する共同研究
  • 下水道管路内浄化システムに関する共同研究

など

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