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瀬戸大橋(岡山県)
多摩川スカイブリッジ(神奈川県)
 

社会環境改善技術

調査研究

下水道事業における課題を解決するための調査研究開発等に取り組んでいます

目的

新型コロナウイルス感染症などの拡大防止や発生地域の絞り込み等のための下水疫学に関する調査研究や、本格的な高齢化社会に貢献するためのオムツ投入型ディスポーザ排水の下水道への受け入れ可能性等に関する調査研究を行います。

主な調査研究

下水中の新型コロナウイルス検出方法に関する調査研究

新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、人命や健康の被害だけでなく、社会経済活動にも甚大な被害を与えています。新型コロナウイルスの主な伝播経路はヒト-ヒト間での飛沫感染や接触感染ですが、ヒト糞便からもウイルス遺伝子が検出されることから、世界中で下水からの検出が試みられています。下水からの新型コロナウイルス遺伝子を測定することで、処理区域における流行状況を映し出すことが可能と考えられます。
下水道機構では、下水からの新型コロナウイルス検出方法の比較検証や下水汚泥中および下水からの新型コロナウイルス検出方法の開発について、調査研究(水環境学会への研究委託)を行っています。

紙オムツ受入による下水道施設への影響に関する調査

下水道を含む汚水処理の普及率が9割を超える一方で、人口減少に伴い、管きょや下水処理場などの既存ストックをさらに有効活用していくことが求められています。国土交通省は、平成29 年8月にとりまとめた「新下水道ビジョン加速戦略」の中で、既存の下水道ストックを活用し、高齢化社会等への対応として、下水道へのオムツ受入れ可能性を検討することを重点施策として掲げています。
下水道機構では、下水道における紙オムツの受入実現に向け、ロードマップに基づいた技術的・制度的課題への対応策に係る政策支援を行っています。

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